地域に密着する。

私の住む市を地域にわけ、地区にわけ、班にわけるコミュニティが存在している。

家を購入して住み始め6年ぐらいが過ぎた頃班長というものが回ってきた。お隣組は22件あるから、22年に1回回ってくる。

次が22年後だと思うと気が遠くなる、その時私何歳だ?

それと同時に地区の役員さんが、愛育班を引き受けてくれないか?と言って来たから、まぁいいかなぁと軽い気持ちで引き受けた。

実際、母子家庭でフルタイムで働いているため、朝家を7時30分に出勤で出たら、子供を学童に迎えに行って帰って来るのは19時ぐらいで、ほとんど家にいる事も、地域に密着する事もなく6年間を過ごした。だからこれは良い機会かと思った。

ただ愛育班てなに?だった。

かなり古くからある体勢で地域で子育てを応援しようと活動する班で、女性がメインの委員会。

月一回の会議にちょっとした研修、メインは「親子の集い」なるものを開催する事だ、班員は7名、誰も内容もわからず、前年の引き継ぎノートを読んで、会議に出席した時に色々聞きながら進めていく。

10月4日に日にちを決め、保健師さんやお手伝いして下さる人の手配もしたけど、いまいち何をするのかがわからないので、今日は違う地区のお手伝いをかねて見学に行って来た。
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0才から3才の子供を持つお母さん方が集まり足型をとり、保健師さんに相談をし、他のお母さん達と交流を図るものだった、小さな子供は48人集まり、泣き声に笑い声、母達の雑談、保育士の手遊び歌に、絵本の朗読劇、2時間という短い時間だったけど、感心せずにいられないほど内容の濃い時間だった。

24時間子育てをしている母達にしてみれば、一時しのぎの時間かもしれないけど、他人や地域が関わる事で少しでも心の晴れる時間がある事は素敵な事で、提供出来る側に居れた自分はとても嬉しかった。

地区や地域の役員はなんだか面倒って思ってしまうが、関わってみれば住む人達の生活にちょっと色を添えるぐらいの微力のお手伝いが出来る、その色を添える事が自分の心の中にも添えられた、地域や人に関わるは楽しい事なのだと、今日知る事ができた。